ITプロフェッショナル、2人に1人が「転職希望」(IT Pro)

決してITプロフェッショナルの給与水準が低いわけではない。それでも給与に対する不満が根強く残る背景には、過酷な労働実態がある。

 1カ月当たりの所定時間外労働(残業)時間を聞いたところ、平均で48.2時間だった。転職希望者は52.3時間と、非希望者より8.3時間多かった。厚生労働省が公表している「毎月勤労統計調査(平成16年度)」によれば、社員5人以上の企業に勤めるパートを除く一般労働者の所定時間外労働時間は、全産業平均で10.7時間だ。ITプロフェッショナルの残業時間の多さが目立つ。

 さらに、「実際の残業時間に対して支払われる賃金(残業代)の割合」を聞いたところ、残業時間40時間未満の回答者は60.4%、40時間以上の回答者では47.9%と、残業時間の半分は「サービス残業」を強いられていた。

 サービス残業は労働意欲を大いに削ぐもの。なんとか、無くす方向で業界が進化していって欲しいものです。おりしも今日は「労働組合法制定記念日」。企業さん、遵守してね♪