ファンドリア!「実験の後始末 後編」第1夜〜1.5夜

PC故障前夜と昨夜はRPGのセッションをして遊びました。

 まずはPC故障前夜のプレイレポートから:

 平日夜の開催でしたが、4人ものプレイヤーが集まってくれました。
 時間が無いので、集合後、即、プレイ開始です。

 氷の精霊フラウたちの案内によってズルタデアイ遺跡群「第1の渦」遺跡に到着したブラックタートルズ
 彼らの前には遺跡の入口がぽっかりと口を開けていた。
 フラウたちは彼らを案内すると、役目を終えたとばかりに散り散りに解散していく。

 彼らは遺跡に向かう覚悟を決めた。

 遺跡でまず彼らが行ったのは、前回の調査で見つからなかった隠し扉を探すことだった。魔法怪盗亀少女ミレンリースの魔法の力で隠し扉を見つけた彼らは、恐々、その扉をくぐった。

 扉の向こうにあったのは、秘密の通路とそれを塞ぐ魔法の力で集められた光の精霊の塊にして壁、スピリット・ウォール・ウィスプだった。彼らは魔法怪盗亀少女ミレンリースの魔法の力で光の精霊の壁を消し去り、前に進もうとした。

 と、そのとき、先頭にいた吟遊戦士バルサンと不幸の戦士リックの姿が突然消えた。落とし穴にはまったのである。落とし穴の蓋は無情にも閉ざされ、彼らは完全に分断されてしまった。

 落とし穴の底に待っていたのは稲妻が絶え間なく飛んでくる恐ろしい廊下だった。バルサンとリックは、天啓に従って、安全な方向に逃げ込み、辛くも命をつなぎとめた。

 一方、落とし穴の上では、ミレンリースと暗黒精霊戦士スカンジナビアが、落とし穴に入って一行を追うか、別の経路を探すかと言う議論を交わしていた。結局、二人の議論は別の経路を探すと言うことで落ち着き、落とし穴の起動部を迂回して通路を先に進むことにした。

 通路の端は行き止まりになっており、「上へ」「下へ」と古代語で書かれたパネルと閉ざされた扉だけがあった。ミレンリースが「下へ」と古代語で唱えると、かすかな振動の後に扉が開き、奇妙な小部屋が現れた。

 小部屋に入ってしばらくすると扉が自動的に閉ざされ、再び、今度は部屋全体が振動した。しばらくすると、ゆっくりと扉が開き、先ほどとは全く異なる風景が彼らの前に現れた。

 それは奇妙な眺めだった。天井から突き立った3本の鉄棒から絶え間なく稲妻が放たれ、部屋の奥に吸い込まれていく。先を覗き見ようにも、稲妻の光に目を焼かれ、眼を開いていることすらままならない。

 スカンジナビアは、稲妻で感電しながら、メイスで鉄棒を叩き折り、先へ進む道を切り開いた。

 稲妻の通路の先にいたのは、バルサンとリックだった。ここに一行は再会を果たし、互いの無事を祝いあったのである。

 続いて、昨夜のプレイレポートを:

 夕方に呼びかけたので集まりは悪く、来てくれたプレイヤーは最少催行人数ちょうどの2名でした。
 もう一人、参加してくれると言うプレイヤーがいたのですが、キャラクターシートを忘れていたとのことで、参加は見送りに。残念ですが、仕方ありません。彼は英語しか読めない環境だったので、催行するならC-Dice史上初の英語セッションになる予定だったのですが(w

 ブラックタートルズの一行は、彼らが再会した「倉庫」と書かれた部屋にあった宝箱を漁ることにした。

 結果、白色、薔薇色、紫色、琥珀色、青色、黄色の6色の水晶を手に入れることができた。白色の水晶の正体はわからなかったが、他はどれも魔法の力を持った水晶で、それぞれ、炎、風、大地、水、雷を操る力を秘めているらしい。

 また、部屋にはスパイク靴が6足あった。何の用途に用いるのかわからなかったし、かさばるので、虚弱盗賊ブランドンと暗黒精霊戦士スカンジナビアは靴は無視することに決めた。

 ブランドンとスカンジナビアは、依頼人の賢者シプリンを連れて、一足先に、振動する小部屋に向かい、小部屋の壁に書かれた文句を読み上げてみることにしてみた。小部屋の壁には下位古代語で「雷、入口、地、水、火、風、氷、開け、閉じよ」の9つの言葉が書かれている。スカンジナビアはシプリンに「水の部屋へ」と唱えてもらうよう頼んだ。

 扉が自動的に閉ざされ、再び、部屋全体が振動した。しばらくすると、ゆっくりと扉が開き、大量の水が流れ込んできた!

 あわてて飛び出したスカンジナビアは、胸まで水に浸る部屋の奥で美女がぐったりしているのを発見する。あわてて美女にかけよるスカンジナビア。しかし、その後で依頼人の賢者シプリンが警告の声を発した。「あれはスキュラという魔獣、邪悪な生き物です!」 その言葉と前後して、水の中から3匹の大蛇が現れ、スカンジナビアの身体を食いちぎっていく。

 あっという間に傷だらけになったスカンジナビアはほうほうの体で小部屋のほうに逃げ帰っていく。代わりを引き受けたブランドンも瀕死の重傷を負って、水面に浮かび上がる。

 結局、スキュラの悪戯心のおかげで、ブランドンは無事小部屋に逃げ帰れたものの、代わりに依頼人シプリンがさらわれてしまった。シプリンをさらっていく魔獣を、傷だらけのブランドンはただ呆然と眺めていることしかできなかった……

(つづく)

というわけで、いきなり依頼人を失いかけているブラックタートルズ。これからどうなってしまうのでしょうか? 次回「シプリン奪還」。君はガチの涙を見る!