「学院からの依頼」第4話 

今日は一日、ソード・ワールドRPG三昧でした。というわけでプレイサマリをば書き留めておきます。なお、このシナリオはR&R誌vol.7のシナリオソースを元にしています。

 吟遊司祭カルザは傷ついた地底ゴブリンを癒し、地底ゴブリンたちにヴェーナー神の教えを布教することと引き換えに、失われたンレートロン洞窟に変わる新天地を約束します。闇妖精のアシュタルはやや不満そうでしたが、結局は大勢に従うことにしました。盗賊のブランドンはこっそりキノコの破片をむしり、懐に収めました。

 一行は女賢者グロリアの案内で、近くのンレツァエ洞窟に移動します。ンレツァエ洞窟には恐るべき大蛇ヒュプノパイソンが棲みついていましたが、盗賊ブランドンの活躍でこれを退治し、一行は地底ゴブリンたちにエサと新しい寝床を提供することに成功したのでした。

 ンレツァエ洞窟で一夜を明かした一行は、いよいよ、最初の実験地、ンレートロン草原に戻ります。草原でもやはり、異常に繁茂した草や潅木が辺りを埋め尽くしており、一行は愕然とするのでした。

 と、そこに草をかぶった人間のようなものが歩いてきて、ブラックタートルズに話しかけてきます。草をかぶった人間のようなものはグロリアのライバルを自称する男、ミニキンで、一行の後をつけてきたところ、このような姿になってしまったのだと言うのです。

 「この姿ではもはや学院に戻ることも叶わぬ。せめて、お前たちを道連れにしてくれるわ!」と言ってブラックタートルズに襲い掛かってくるミニキンのなれの果て。決戦の雰囲気が漂います。ブラックタートルズはミニキンの20メートルもあるかつて腕だった触手と再生能力に悩まされながらも、闇妖精アシュタルのウィル・オー・ウィスプ、吟遊司祭カルザの妖刀の一撃、そして盗賊ブランドンの必殺の一撃をもって、見事これを打ち倒すことに成功したのでした。

 盗賊ブランドンはミニキンのなれの果てからサンプルを採取すると、それに油をかけて火を放ちます。火は冬の乾燥した草原に燃え広がりました。一行は、炎を避け、足早に草原を立ち去り、そして、夕刻にファンドリアの街に戻ったのでした。

 ブラックタートルズはグロリアから約束の報酬と、「感謝の気持ち」としてティンダーのコモンルーンを受け取ります。吟遊司祭カルザは今回の件を『カルザちゃんの触手緊縛』『緊縛ショタ』という歌にまとめ、大好評を博したのでした。

 一方その頃、盗賊ブランドンは盗賊ギルドに採取したサンプルをひそかに引き渡します。それがどんな結果をもたらすのか、その意味さえわからずに……

 ついに、橋の下のヴェーナー神殿が改築され、立派なチャペルになりました。そして、一行は暗殺者同盟だけでなく、弱者の味方、マーファ神殿からも追われる身となりました。

 長かったバイオハザード物語も、ひとまず、これでひと段落? いえいえ、まだまだ続きがあります。ンレートロン川に残された水草変異体、ンレートロン洞窟で再生しつつある怪しいキノコ、そして、ンレートロン草原を再び覆いつつある怪しい植物。一行は、問題の抜本的解決のため、新たな冒険をしなければならないでしょう。

 しかし、それはまた別の物語です。