オルシニア国物語

アーシュラ・K・ル=グィンのオルシニア国物語という短編集を読みました。

 なんとも不思議な短編集でした。オルシニアという東欧にある架空の国を舞台に話は展開されるのですが、その1つ1つが日常的で、かつ非日常的な何かを含んでいる、そんな短編ばかりでした。ただ、作者が信じる、自由という正義への愛が、どの短編にも含まれていたように感じます。私にはこれ以上この作品を言い表すことはできません。どう不思議な短編だったか知りたい方は、実際に読んで確認されることをお勧めします。