愛についてのキンゼイ・レポート

アメリカのキリスト教右翼の偏見と戦った男、アルフレッド・キンゼイの一生を描いた映画、愛についてのキンゼイ・レポートを観てきました。

 とてもよい映画でした。宗教が科学を殺した例を、性の実態を科学的に明らかにし、人々に幸せを与えたいと願うアルフレッド・キンゼイ博士と、古典的聖書解釈に固執し「性のあり方は神が定めたひとつのみである」とするキリスト教右翼をはじめとする保守派の対立という例から、しっかりと描き出したとてもためになる、そして面白いノンフィクション映画です。あのフランシス・コッポラが製作総指揮というだけでも見る価値はあります。ぜひ、上映されている間にご覧になられるよう、お勧めします。